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子供の未来は「 基礎 × 判断 × 継続 」で決まる!サッカーブログ

子供に対していつだって間違えるのは大人の判断

サッカーの現場で子供たちを指導していると、どうしても「大人の判断」で物事を決めてしまうことがあります。
試合での采配、練習メニューの選択やチーム選びや進路、そして子供にかける言葉一つひとつ。それらは全て子供の成長に直結しますが、時にはその大人の判断こそが「間違い」になることが少なくありません。


子供はミスを通して成長することを理解する

子供たちは、ミスをしながら学んでいく存在です。チャレンジの中で失敗し、その経験を通して次にどうすればよいかを考える。そうした積み重ねによって、技術もメンタルも磨かれていきます。

しかし、大人が「正解」を先に与えてしまうと、子供からは「考える時間」と「選ぶ自由」が奪われてしまいます。

例えば試合中に「そこはドリブルじゃなくてパスだ!」と声をかけてしまう場面。確かに大人の目から見ればパスの方が確実かもしれません。けれども、子供がそこでドリブルを選んで失敗したからこそ得られる学びもあるのです。


大人の正論は、子供の成長を止めることがある

「この場面ではこう動くべきだ」

「こう蹴った方が確実だ」

私たち指導者や保護者としては、子供に成功体験を与えたいからこそ正しい答えを示してしまいます。ですが、それは大人の経験から見た“最短距離”にすぎません。子供にとっては、その過程で迷い、選び、間違え、やり直す時間こそが成長のために必要なのです。

子供のサッカーは「成功の数を増やす」こと以上に、「失敗をどう乗り越えるか」を経験させることがとても大切だと感じています。


大人の役割は「導く」ことではなく「見守る」こと

もちろん放任するという意味ではありません。練習の方向性を作り、環境を整え、今いる環境を変えたりと、必要な時にアドバイスを与えるのは指導者や大人の役割です。

ただし、そのアドバイスは「正解を与える」ものではなく、「選択肢を示す」ものに留めるべきでしょう。

「ドリブルで抜きに行ってもいいし、パスを選んでもいい。大事なのは、自分で決めることだよ」

このような声かけによって、子供は自分の判断に責任を持つようになります。そして、自分で選んで失敗した経験は、必ず次の判断をより良いものにしてくれるのです。


未来をつくるのは子供自身

私たち大人の判断がすべて正しいとは限りません。むしろ、子供の成長の芽を摘んでしまう「余計なおせっかい」になることが多いのです。

子供の未来をつくるのは、子供自身の決断と経験。大人がすべきことは「失敗の権利」を奪わず、そこから立ち上がる力を育てることです。

サッカーというスポーツは、ミスの連続の中でプレーが成り立っています。その中で「どう立て直すか」「どう工夫するか」を学んだ子供は、ピッチの外でもきっと強くたくましく成長していくことでしょう。